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治療コンセプト

生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症:高脂血症)や、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診断、食事や運動療法を含む治療を通して、脳梗塞や狭心症・心筋梗塞等の発症や再発を予防し、皆さまの健康や日常生活を守りたい

 「皆さんは健康に自信がおありですか?」もちろん元気いっぱいで心身共に健康という方もいらっしゃると思います。

ただしそういった人たちの中にも健康診断や人間ドッグを受けると「実は血圧が少し高い」とか「コレステロールや血糖の値が基準をこえている」方々が結構いらっしゃいます。

1年に1回検査を受けてくださいという方は、毎年受ければ特に問題ないのですが「すぐ病院で精査しましょう」もしくは「3ヶ月や6ヶ月後に再検査しましょう」という方々が毎年異常値がでているのにもかかわらず、そのままで生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症:高脂血症)になってしまい、放置したがためにある日突然の体調不良をきっかけに外来受診されるケ ースをよく経験いたします。

どうして今まで放っておいたのですか?と尋ねると「何も症状がなかったので」「分かってはいるんだけど忙しくて」「一度受診して薬がやめられないと言われると嫌」「周りにも同じような人がいるから自分も大丈夫(?!)」といった色々なお答えが返ってきます。

早いうちに医療機関に受診いただければ、むしろ薬がいきなり出ることはまれですし、食事や運動療法を行なうことで生活習慣病の発症を防いだり遅くしたりするだけでなく、脳梗塞、狭心症・心筋梗塞・心不全や慢性腎臓病、糖尿病性網膜症・白内障等の将来の合併症予防にもつながります。

人は誰でも病気になりたくないですし、生活環境によって病気を認めたくないという方もいて、受診が遅れてしまう人がいます。

ただしこういった方々(特に喫煙者)の中に、比較的若くして急性心筋梗塞を発症したり、脳梗塞を起こされて亡くなったり後遺症に悩まされる方がいるのも事実です。

またこれら生活習慣病と睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、非常によく合併することが知られており、無呼吸症候群のみで高血圧、脳梗塞、狭心症・心筋梗塞、心不全、不整脈など合併症が起こりやすくなり放置した場合は、平均寿命が短くなることが分かっております。

私は、大学病院勤務時代から10年以上睡眠時無呼吸症候群の外来を行なっており、治療の必要性や口腔内装具(OA)や持続陽圧呼吸療法(CPAP)の判定、日頃の指導やCPAPの圧調整等をしてきました。

日本睡眠学会専門医の資格を有し、300人以上の方のCPAP導入実績があります。

循環器専門医として、生活習慣病の治療とともに無呼吸症候群の診断・治療をすることで、日常生活を壊すことにつながる急性心筋梗塞による突然死や心不全による繰り返しの入退院、また半身不随や失語で寝たきりになってしまうこともある脳梗塞などを起こさない、再発させないよう日常診療を取り組んでおります。

該当するかもしれない、話を聞きたいという方は是非一度ご相談ください。

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